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活動報告

安住太伸レポート(本編)

平成15年新春号

明けましておめでとうございます! 新しい年の始まり、皆様、いかがお過ごしですか?

私の活動を通して、元気で生き生きとした新しい旭川への変化の胎動を、どなたにもはっきりとお感じいただける年にしたい、そんな決意を胸に、平成十五年のスタートを切りました。
私の目指す新しい旭川は、このまちで暮らすすべての方が、身体の不自由な方であっても、あるいはお年寄りであっても、もちろん、女性であろうと男性であろ うと関係なく、若い方も子供たちも…前向きに努力を続ける方は誰もが皆、自分自身の思い描くそれぞれの人生を、自由に、豊かに、誇りを持って生きることの できる
◎頑張るみんなが輝けるまち
です。
と同時にその新しい旭川は、このまちを故郷と定める方にとっては、「これが私の愛するふるさとです」と、誰もが自信を持って、世界に向けて発信していく ことのできるまちであり、かつまた、このまちを訪れる方にとっても、その誰もが「こんな魅力的なまちはない」と感じていただける、素晴らしい個性と独自性 に溢れた
◎世界にたったひとつのまち
です。
また、その新しい旭川では、「お役所仕事」や「政治家の常識は世間の非常識」といった言葉が死語となり、迅速で適確な仕事が効率的に行われる行政と、お一人お一人の暮らしの改善にしっかりと応えて行くことのできる議会の運営が実現されている
◎当たり前のことが通るまち
です。
そんな旭川を創り上げるために私は、第一に、暮らしのすべての基盤となり、また、まちづくりすべての根幹ともなるこのまちの産業を、より強固な競争力に満ちたものへと育てていくことのできる戦略を、具体的に展開していきます。
これまでの活動の中で私は、このまちの産業の「何が優れており、何が課題なのか」を特に力を注いで色々と調査し、また提言もしてきました。その結果と現 在の世界情勢、あるいは国内、他都市の情勢を踏まえながら、「地域産業の育成・振興戦略」としてより具体化を図り、今後は、その実現にひとつずつ取り組ん でいこうと思います。
私が思い描く経済的な豊かさとは、これまでの旭川の基幹産業に加え、福祉や環境、教育や情報の分野を新たなる軸として定めることで、既に持っている優位 性を最大限に発揮しながら、豊かな自然環境との調和の下に持続的な発展を実現していくものです。産業振興とは、決して工場誘致や開発行為だけが策ではない のです。
新しい旭川では、単に働く場がそこにあるだけではなく、働くことの多様性、ボランティア活動、生きがいや趣味の広がりなど、「自己実現」が果たせる様な 環境を、職業教育等を含めた広い意味での「教育」と「文化」の振興を合わせて行うことで実現します。このまちに集い、前を向いて歩き続ける「頑張るみんな が輝けるまち」づくりを、力強く、進めていく決意です。
第二に、減少を続ける限られた財源を一銭もムダにすることなく活かすために、まちづくりの優先順位を誰の目にも明らかな様にはっきりとさせた上で、旭川に しかない、旭川でしか感じることのできない「たったひとつ」を生み出す方向へ、まちづくりの舵を大きく切っていきます。
皆さん、旭山動物園がなぜ、その入場者数をたった六年間で倍以上に、開園以来三十五年の歴史の中で、過去最高の六十万人達成まで戻すことができたとお考えですか?
それは、何よりも現場の方々の情熱と創意工夫、予算がない中でも、うまずたゆまず日々続けられた努力があったからこそですが、合わせて大切なことは、その現場の知恵が最大限活きる方向に、人と予算を効果的、重点的に振り向けたからに他なりません。
旭山動物園は、まさしくふるさと旭川にたったひとつの、世界に誇り得る「生命の輝き」を展示するテーマパークへと変貌し、さらに今も、より素晴らしいも のへと進化し続けています。それだけに止まらず、今や台湾をはじめ、世界中から人を呼び寄せる施設として、大きな経済効果と「旭川」の発信に多大な貢献を 果たしているのです。
一時、議会内では「動物園不要論」「予算削減論」が幅を利かせたこともありましたが、産業連関的なその経済効果を訴え、現場の知恵を活かす重点的な予算 配分こそが、結果的に効率的、効果的な投資になることを訴え続けてきた者として、本当に嬉しく思います。確かに決して少なくはありませんが、平成十三年度 までの六年間でその施設整備にかけた税金の総額は約十六億円。ですがこの間に生んだ経済効果は、なんとその三倍近い四十三億円に上るのです。一方、雪を右 から左に移す除排雪には、毎年、二十億近い経費がかかっています。除排雪に対する皆様のたくさんのご意見を思う時、これからの旭川が進むべき方向性も、自 ずと見えてくる気がしてなりません。
私は、これからの時代、このまちが何を資源としてどう生き抜いていくのかを明らかにする「地域経営戦略」としての「まちづくりビジョン」を、前述の「地 域産業の育成・振興戦略」を土台として策定し、太い何本かのまちづくりの柱をその上に打ち建て、「世界にたったひとつのまち」づくりを、今こそ進めていこ うと決意しています。
第三に、一年間で四十億円以上削減してもなお、市税の落ち込みや交付税の減額などで十四億円近くが新たに足りなくなってしまう様な財政状況にある今だからこそ、真に効率的で効果的な行財政運営と議会機能の発揮が、強く求められていると考えます。
しかしながら一方、効率的な事業執行によって予算を使い切らなかったとしても、「なぜ余したのか?」が厳しく問われる体制の中では、一体、誰が真剣に仕 事をするでしょうか?しっかりとした考えを持って、心から旭川の発展を願い上司に意見する者が疎んじられる体制の中で、どうして優秀な人材が育っていくで しょうか?こうした事例は枚挙にいとまがありません。予算がないなら知恵を出す。人を活かすことでお金だけでは生み出せない成果を生む。いかに素晴らしい まちづくりのビジョンがあっても、それを実行する行政マンの心が萎えていたのでは、「仏作って魂入れず」以外の何ものでもありません。私は、真に効率的で 効果的な行財政運営を確保するために、事業の成果を管理する行政評価システムや人事評価のあり方といった、市役所の「経営管理」の仕組み(市役所マネジメ ントシステム)の刷新を図ります。
また、皆が皆そうだとか、どなたがそうだとは言いませんが、ろくな審議もせずに調整のみに明け暮れ、事業の効率的、効果的な執行に向けての点検も提言も できない様な議会や、本質とはかけ離れた論議に終始し、行政マンに作ってもらった原稿を読むだけの形式的な質疑に追われる様な議会なら、一年間に四億以上 の予算をかけて、四十人の議員を擁する議会の存在価値が根底から問われてしまうでしょう。そこに身を置き、可能な限りの改善の努力を続けながらも、大きな 目に見える成果を出せなかった自分自身の未熟と恥をさらけ出すことになってしまいますが、行政を云々する前に、何よりも先ず、我々自身が、今こそ襟を正 し、この厳しい経済情勢の中で大変なご苦労を続けながらも真っ正直に頑張っておられる方々や、生活者の皆さんお一人お一人の暮らしの中の実感に、真摯に応 えることのできる議会にならなければならない、唇を噛み締める思いで、そう決意しています。長い時間の中で作り上げられた今の仕組みを変えていくことは決 して容易なことではありません。ですが、「誰のために仕事をしているのか」を常に自分自身に問いかけながら、確固たる信念と、絶対に後には引かない覚悟を 持って、小さなことからであっても改革の動きを止めることなく、これからも一歩一歩、前に進んでいくことをお誓いします。
その第一として、私は、例えば選挙では、まちづくりとは無縁な「選挙のための選挙」と思われても仕方のない様な行為は、すべて廃止すべきでではないかと考えています。
具体的には、政策もそこそこに、大声で名前だけを連呼して回る様な「選挙カー」など要らないと思いませんか?
また、後援会への入会申込書と称して、政策や理念に対する共鳴や支援の意思とは無関係に、あちらにもこちらにも名前を書いていても、とにかく多くの方の お名前、電話番号等を集める様な手法での、政治家と選挙民相互不信の原点とも言えるような、いわゆる「単票集め」もナンセンスではないでしょうか?
他にも、「電話掛け」の見直し、仰々しく行灯を掲げ、何度も同じ顔ぶれを動員しての「お茶の間懇談会」「市政報告会」の類の見直し等々、どこかおかしい と言われながらも誰も変えてこなかったそうした後援会活動、選挙運動のあり方を変えていくことで、具体的に目に見える変化を起こしていければと思うので す。
市民の皆さんの、極めて普通の感覚が通る、生活者の皆さんの、ごくごく当たり前の実感が通る、そんな「当たり前のことが通るまち」づくりを、私は全力で推し進めていく決意を、今、新たに固めています。
まだまだ未熟な自分であることはよく承知しています。ですが、皆さん、私の掲げる旭川の未来像は間違っているでしょうか?無論、私は市長ではありませ ん。一議員である以上、今の私にできることは限られてもいます。それでも、常に、このまちで暮らす方、お一人お一人のためにという信念と、まちづくりの高 い理念、初めて当選させていただいた時のあの感動を忘れることなく、若くて壮大な夢とビジョンを掲げて、皆さんと一緒に新しい旭川のまちづくりに汗を流し ていきたい。ともに苦労を分かち合いながら、ふるさとのためにできることを、与えていただいた職責を全うする中で、一歩一歩、着実に果たして進みたい。そ う、強く心から念じています。
政策の詳細は、別に準備をしている「市政レポート特別号」に譲ります。また、新しくなったホームページでも、私の信条や政策、あるいは日頃の活動の具体的な内容などをお伝えしておりますので、ぜひともご覧いただければ、これに勝る喜びはありません。
厳しい寒さと雪に覆われるこの旭川の冬ですが、春のこない冬はありません。同じ様に、新しく輝かしい朝のこない夜はないと信じています。
どうか今後とも、厳しくも温かいご指導を賜ります様、あらためてお願い申し上げますとともに、寒さの折から、皆様のご健康と本年のご多幸を心よりお祈り申し上げ、筆を置きたいと思います。
ありがとうございました。

議会質疑の要旨報告

(行政側の答弁とその後の対応は、紙面の都合上、割愛させていただきますが、今後、ホームページを中心に詳しくご紹介していく予定です)

平成十四年三月
《第一回定例会 予算等審査特別委員会 民生分科会》
●これからの環境行政のあり方について
旭川が持つ恵まれた「環境」を、これからの自立的な自治体経営における「経営資源」としてどう捉え、農政や観光行政などとの整合性の中で、どうマネジメントしていこうと考えているのか
地域社会におけるあらゆる分野への配慮ある環境政策を、今後、円滑に適切に実施していくために、市民と市内にある各事業所の皆様、それぞれの理解と協力をどの様にして得ていくのか
●税総合オンラインシステム整備事業について
従来のシステムの何が問題であり、今回の整備によって、その問題をどう解決しようとしているのか。一般財源だけで1億4千万円近い経費をかけることで、どの程度の市民サービス向上なり、成果を得ることができるのか。投資効果をどう算出しているのか
●住居表示推進費について
経費をかけながらも、地域によっては、極めて住居表示が分かりづらいとの指摘が多い。市が考えている市民生活の利便性の向上とは具体的にどういう内容のものなのか
●市民が主役のまちづくりを実現していく上で最大の課題である「協働型社会(皆が知恵と力を出し合うことで、権限を分かち合い、また責任を果たし合う社会)」の構築について
最も大切なことは「市民参加推進条例」の制定そのものではない。考えなければいけないことは、条例が制定されて以降、実際にその条例が運用される中で生 じてくるであろう、例えば、物言わず、一方で参画と責任の意識も希薄な市民層、いわゆる「サイレントマジョリティー」への対応をどうするのかといった点。 実は、市民を「サイレント」にしてしまったのは、議会と行政の責任に他ならない。その意味においても、「協働」によるまちづくりを進めていこうとした場 合、我々はもちろんのこと、行政職員の皆さんには、「声にならない声」や「極めて抽象的な」要望を、相手の方の懐に飛び込んで具体的な言葉に置き換えてい くことのできる対話・交渉能力(コミュニケーションスキル)や、参加のノウハウの様なものを特に持たない市民の皆様の要望を、市民側が意識しなくとも、職 員側が「プロ」として適確に引き出し、良い意味で上手に市民の皆様を巻き込みつつ、一定の成果として創り出していける企画・立案能力(プロデューススキ ル)が求められているのではなかろうか。そういう意味での職員の皆さんの資質向上こそが最も重要な点だと考えるが、その認識と具体的な方策をどの様に考え ているのか
●これからの公共交通政策のあり方について
環状のバス路線ニーズにどう応えていくのか
買物公園衰退の要因としても早くから指摘を受けていた、4条以北への交通アクセスとさらに8条以北に集積する公共施設のさらなる利活用、利便性の向上にどう応えていくのか
「交流拠点」という都市像なり、産業・観光政策との整合性はどうなのか。同様に、環境(排ガス規制等)や福祉政策(高齢者バス料金助成事業、同福祉バス事業等)との整合性の中で、どの様な公共交通体系を今後、実現していくのか
●夫婦間暴力等の、いわゆるドメスティックバイオレンス(DV)根絶について
DV根絶のためには、たゆまぬ啓蒙活動によって、広くこの社会におけるDVに対する認知度を向上させることが最も重要な課題のひとつ。この点を含め、今予算には必ずしも反映されていないものの、今後の対応として考えていることは何か
今後、さらに顕在化してくるであろうDVに対し、既存のシェルターなり、配置されている相談員の体制だけでは、不十分だが、どうする考えなのか
●これからの保健福祉行政のあり方について
あと十年を待たず、四人に一人が六十五歳以上の高齢者になると推計される今の旭川において、このままでは老人健康保険会計等における拠出「医療費」のさら に加速度的な増大や、本市産業の活力の低下を招き、結果的にそのことが、市税収入の減傾向により拍車をかけるといった悪循環として現れることが想定され る。市は、今後の保健福祉行政のあり方をどう捉えているのか
本市まちづくりの根幹に係わる最重要課題のひとつとして受け止め、先ず、生産年齢人口を増やすことと合わせて、高齢者の方々には、直接的な生産活動への 従事はないにしても、何よりも心身ともに健康でいていただくこと。加えて、元気でいらっしゃる内は可能な限り、生きがいを持って、まちに対する何らかの貢 献活動に参画していただく。そんなまちづくりこそが、今の旭川にとって強く求められているということ。そのことを現実のものとしていくためには、こと保健 福祉行政のみならず、部門の垣根を超えた「総合行政」の実現が、極めて重要であること等についての認識と、そのための方策をどう考えているのか
目指すべき未来の旭川では、先ず何よりも、自立した個人のあり方が確保されること(自助の実現)。次に、一人で生きているのではない、また、一人で生き られるものでもない、共に支え合う環境が創出されること(共助の実現)。その上でなお、求められる社会的支援に対し、はじめて公としての行政による支援が 提供されること(公助の実現)。また、そうした社会構造に対し、精神的な部分も含めた誘導・支援を図ることこそが、行政の最大の使命であり、広い意味での 「公助」であると考えるが、どの様な認識を持っているのか。そのための具体的な方策のひとつとしての「民設民営化の推進(民間が、施設建設等を含めて福祉 法人を設立し、運営も民間主体で進めていく方針)」が、これからの保健福祉行政の中核になると思うが、この点をどう捉えているのか
「健康寿命の長寿化(健康に長生きできる社会づくり)」に関連して、まさにそのことそのものを目的とした「健康日本  旭川計画」における「目標の設定と評価の基準」について。昨今の行政においては、とりわけ、期限と目標をはっきりと定めて事業の執行を管理していくことが 強く求められていると認識している。二〇〇五年度の中間報告に向けた具体的な内容、その意義についてどの様に考えているのか
ミニドック無料化推進事業について、検査の内容、受診者数の推移、そもそもの政策目的等々に照らし総合的に判断して、この事業の費用対効果をどう評価す るのか。そうした観点から同様に、すべての保健福祉事業をゼロベースで見直すことの重要性をどう考えるのか 
以上

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