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平成14年新緑号

 皆様、お久し振りです!
お元気でいらっしゃいますか?
 「お変わりありませんか?」と、お尋ねしたあの夏から、さらにひと夏が過ぎてしまったことを、皆様にまず、お詫び申し上げなければなりません。
 この間、私は、皆様からお寄せ頂いた、様々なご意見・ご要望にしっかりとお応えできる様、精一杯、努め続けるのはもちろんのこと、本会議・各種委員会等での質問をはじめとする、積極的な議会活動を通して、日々、多種多様な市政の課題と向き合い、また、そうした活動の中から、さらに新たな課題を次々と見出す毎日の連続でした。
 そんな、追われ続ける様な毎日の中で、「今のこの思いを、この市政の変化を色々とお伝えしたい…」と思いつつ、いたずらに時間ばかりが過ぎていくことを、とても申し訳なく感じてもおりました。
 一方、次から次へと、湧き起こる様に現れてくる諸々の課題に、ただ一心不乱に向き合い続ける毎日の中で、私自身の進もうとしている方向性が決して間違ってはいないとの確信を掴めたことが、議員として、ちょうど丸三年を経過した現時点での、確実な、そして嬉しい進歩と感じてもおります。
 誌面の都合があり、今回はその詳細をお伝えすることはできませんが、例えば議会で質問をしてきたことの多くが、既に市政において改善をされ、あるいは新たなる制度・事業として採り入れられ、さらにまた、昨年の議会人事の折には、福祉、環境、市民生活他、皆様の日々の暮らしと直接的に関係の深い分野を所管する、民生常任委員会の副委員長としての職責を仰せつかりました。こうやって、一歩ずつ前進をしながら、議員としての努めを全うさせて頂けることは、すべて、陰に日向にお支え頂いている皆様のご厚情の賜物と、いつも本当に、心から、感謝申し上げております。ありがとうございます!
 ご報告申し上げたい変化がもうひとつございます。私の活動のあれこれをご紹介致しますホームページが、ようやく皆様にご覧頂けるところまでまいりました。まだまだ発展途上のページではありますが、今後は、インターネットの即時性を十分に活かし、このレポートと合わせて、皆様とのパイプをより太く確かなものとすることができる様、さらに努めてまいりたいと思っております。
 三月末のある昼下がり、流通団地方面での会合を終えて表に出た時のことです。早春の空気の、あまりの清々しさと澄みわたる青空の素晴らしさに、思わず足が、東二条の自宅に向けて勝手に動き出してしまいました。
 新富と東との境界を過ぎた辺りで、何気なくふと左手を見上げた時に、建物の谷間から突然、見えた大雪の山並の神々しさ、そして美しさ…
 追われ、さ迷い続ける様な毎日の中で、何か、大きな力が自分の進むべき道を指し示してくれている様な気がして、この感動を、この今の勇気を、どうにかして皆様にお伝えできないものかと、なぜか胸に込み上げてくるものを禁じ得ませんでした。会合の疲れも何もかも吹き飛び、さらに強くなり、元気に皆様のもとへと再び歩き出す新しい自分を、しっかりと感じた瞬間でした。
 そして今、匂いたつ様な新緑の季節に、もう一度また、皆様にこの紙上で、こうしてお会いできますことを、本当に、嬉しく思っております。
 ここで、昨年十二月に行われました、第四回定例会での一般質問の要旨をご報告させて頂きます。
 最初に、「牛海綿状脳症」、いわゆる「狂牛病」の検査が開始されて以降の、食肉衛生検査所の検査体制について質問を致しました。
 どんな問題でもそうなのですが、私は常に、自ら直接、現場を確認した上で、その改善すべき課題なり事態を捉える様にしております。とりわけこの問題は、私達の、日々の食生活の根幹に関わる重要な課題です。まずしっかりと自分の目で、五感で、何が起こっているのかを調査し、その上で、緊急の課題と思われた高度な検査体制の維持・改善に必要な事項に関し、質問ならびに提言を致しました。
 その結果を受けて現在、必要であると申し上げた新たなる検査体制が新年度から確立され、今に至っております。
 次に、真に障害者の立場に思いを馳せた、より細やかな福祉のあり方に関して、施設ご利用上の不都合や、道路をお使いになる時の問題点など具体的な事例を挙げ質問をし、何よりもそうした課題の改善のためには、市職員自身が、広く市民の皆様に訴えかけていくことも含めて、双方の意識の段差を無くす、いわば「心のバリアフリー」を強力に推進していくことが根本的に必要である旨につき質しました。
 福祉の問題に関しては、「ハード」、いわゆる設備等に関する部分と、「ソフト」、いわゆる意識や心に関する部分の両面を、共に充足していく必要性があるものと認識しております。特に後者の問題に関しては、実際にその立場になってみなければ、なかなか理解することのできない殆どの課題に対し、やはりまず、職員の皆さんから率先して、「心のバリアフリー」を実現していかなければならない、との強い思いを、私自身、常々持っていたことによります。
 折から財政難の現在、逆に言えば、お金をかけなくとも、職員の皆さんが意識を変え、ちょっとした行動の変化を起こすだけで解決できる課題も少なからずあると認識しております。「行財政改革」そのものも、私の公約として大きなテーマでありますが、それはまた別の機会に譲るとして、現にそれを必要とする方がいらっしゃる福祉については、一歩一歩、こうした取組を、今後とも続けてまいりたいと思っております。
 紙面の都合上、途中を一部、省略させて頂きますことを、どうかお許しください。その部分を含め、詳細は是非、私のホームページにてか、お問い合わせ頂ければと思います。
 最後に、ここ数年、旭川市にとって最も重要な政策課題である「地域経済の活性化」について質問を致しました。
 特に、一向に改善しない、むしろ悪化の傾向が顕著なことに対する行政としての認識。その最大の原因が、市が、地域と産業の将来ビジョンを明確に持ち得ていなかったため、結果的に、目先の問題に終始せざるを得なかった点にあること。
 さらにまた、その背景に、ビジョンを描こうにも、その基となる統計データや、市民経済計算・産業連関表などの基礎資料の整備を十分に行ってこなかったこと。
 結果的に、数々の産業・経済対策関連の政策効果や諸課題等の把握が十分にできず、中長期的な視点を持ち得ないという事態を招き、いきおいカンフル剤的な景気刺激策しか採り得なかったこと等を指摘させて頂き、市の今後の抜本的な取組を問い質しました。
 話は変わりますが、この、第四回定例会が行われていた昨年の十二月は、実は、近年で最高の積雪を記録した大雪の月でした。私自身、玄関や家の前の除雪に、日に何度も追われるという日がありましたが、皆様もご記憶に新しいことと存じます。
 悪いことは重なるもので、その大雪に加えて、まだ、冬の始めで、気温もさほど下がっておらず、路盤も固まっていなかったため、道はふさがり、そのふさがった道の雪面も崩れ…それはそれは散々な年の瀬でありました。
 年末から年始にかけて、お伺いする会合やら、あるいはお電話等で、随分と除排雪についてのお叱りを頂戴いたしました。
 そうした折にも私は、必ず、お話のあった場所に実際に行って、状況を確認させて頂いております。除雪センターに連絡をするにしても、役所に対しても、責任を持って内容を伝える以上、それが私の責務だと考えるからです。
 特に議会中は、深夜まで調べものをしたり、何日か続けて徹夜をすることもあったりするのですが、その合間に除雪の現場を見に行ったり、また、除雪センターに、色々とお話のあった内容を伝えに行ったりもしながら、可能な限りの対応をさせて頂いたつもりでおります。それでも尚、不行き届きな点、多々あったことを、本当に、申し訳なく思っております。
 そんな中、実はこのことは、議員に当選させて頂く以前から漠然と感じていたことではあるのですが、除排雪の問題は、やはり雪国固有の最重要課題のひとつとして抜本的な解決を図らなければならない、ということを、私自身、生活者としての視点において、改めてより明確に、強く感じた次第であります。
 片や、同時期にご案内した、最近、特にその来訪が増えている台湾からのお客様には、その雪がとても幻想的でロマンチックであると賞賛頂き、また、この雪景色がとても印象的で、本当に美しいまちだとのお誉めも頂きました。
 また、近年、この雪を利用して、農作物の品質管理や夏の空調に活かすという取組が道内各地で増えてきてもおります。この「にくい」雪も、反面、私達に潤いをもたらしてくれる、大きな経済効果の源にもなり得るのです。
 そうした側面も踏まえた「総合雪対策」の必要性を訴えかけてきた経過の中で、実は、昨年暮の機構改革時に、「総合雪対策担当部長」が新設されているということをご報告申し上げておきたいと思います。その取組はまだ始まったばかりで、必ずしも明確な、目に見える成果を挙げてはおりませんが、これもまた、一歩一歩、生活者としての視点も大切にしつつ、着実な取組を続けてまいりたいと思っております。
 残る紙面もあとわずかとなってしまいました。予算審議の議会であった二月〜三月の定例議会のご報告は、別の機会に譲らせて頂き、最後に、さる三月末、生意気にも私、講演というものを初体験させて頂きましたこと、その一部内容をご報告させて頂きますと同時に、その機会を与えて頂いた関係者の皆様に、この場をお借り致しまして、厚く御礼申し上げる次第です。
 この三年間の、議員としての活動の集大成という思いで一生懸命に取り組まさせて頂きました。結果、日頃からの調査分析に、さらに、熟慮を重ねて準備をし、当日の一時間半という時間がとても短かく感じられた程でありました。
 早口(やはり…)であったり、その他、反省すべき点、多々ありますが、日頃、ご支援頂いているすべての皆様の顔を思い浮かべつつ、思いを込めて一生懸命、話をしましたことご報告させて頂きます。
 春です。北海道はこれからが最高の季節を迎えます。お体にお気をつけて、どうかお元気でご活躍ください。
 皆様のご多幸をお祈り申し上げ、本レポート結びの言葉に代えさせて頂きます。
ありがとうございました。今後とも、変わらぬご支援を心からお願い申し上げます。

《旭川鐵工組合様講演要旨》

平成十四年三月二十二日
     〜花月会館にて

テーマ『旭川 この地域の経済活性化について』

 ここ数年、何年間も本市の重点政策課題として位置付けられ、様々な取組が進められてきたはずであるにも関わらず、むしろ悪化の傾向にある旭川経済で、一体、何が本当の問題なのか?
 近年、急場凌ぎのカンフル剤的な対策に終始せざるを得なかった行政の真の問題はどこにあるのか?
 ひとつには、基礎データの不足とそれに基づく調査・分析の甘さから、目を向けるべき重要な課題をいくつも捉え損なったこと。
 さらには、行政としての公平・公正さに捕われるあまり、本市経済全体への波及効果等に着目することもなく、本来、前述の様な、定量的な調査・分析の不足と不備を補完するための、個別業種や企業との双方向での接触が切断され、意欲と能力ある特定業種あるいは企業等を上手にバックアップしていくという前向きな決断をなし得なかったこと。
 その結果、一律横並びでの、従来通りの制度融資をはじめとする緊急経済対策に終始せざるを得なかったこと。
 一方、国・道の考え方には明確に変化が生じてきていること。
すなわち、意欲ある企業を積極的に支援していこうという最近の動向、そして、その流れの中で、具体的に、道の推進する新規成長分野の紹介とその分野との関連における旭川での新たなる成長可能性について。
ちなみに道の推進分野は、
(1) 文化的分野
(2) 健康・福祉関連分野
(3) いわゆるIT関連分野
(4) 環境・リサイクル分野
(5) 産業支援の分野(産業支援〜例えば、ある業界が新しい素材・技術等を開発することで、他の業界にまでその経済効果が波及する様な産業活動)
(6) 住宅、都市などの住に関するインフラ部分
以上の六つ。
 これらの分野をターゲットに、旭川で取り組むべきこととして業種・業界を超えた柔軟なネットワーク創りの必要性を提言。具体的に、東大阪での中小企業ネットワークの取組を紹介。
 何より、この旭川で何ができるのか?その模索に私自身、今後とも情熱を持って皆様と共に関わってまいりたい。
以上


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