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| 平成12年盛夏号 page.1 |
| 皆様、お変わりありませんか? 湧き立つ白雲、青く輝く空、北国旭川にも、また、太陽の季節がやってきました。運動不足のこの身には暑さがこたえる毎日ですが、今日も元気で頑張っております。どうか皆様におかれましても、短い夏のひとときを、元気で楽しくお過ごしください。 ところで、夏といえば近頃、蝉や蛙の鳴き声をあまり聞かなくなった様な気がいたします。 それが先日、所用で北海道東海大学旭川校に伺ったところ、車を降りた途端に、木々の間をわたる爽やかな初夏の風と共に、その中で響き渡る虫や蛙の大合唱の輪に出迎えられ、何か突然、忘れていた記憶の中の場所へでも飛び込んだ様な、不思議な感覚に陥りました。それは、あたかも、心だけが瞬時に、少年時代へとタイムスリップでもしたかの様な、懐かしい感覚でした。 自分自身が大人になり、活動空間や移動手段が、野山や河原からビルの間に、そして自転車から自動車へと変わったということが、そう感じたことの大きな理由なのだろうとは思います。 ですが、一方で、都市化が進んだこと、それに伴う自然環境の様々な変化によって、虫や蛙の生息区域がどんどん狭められているであろうことが、そうした小さな生き物たちの声が聞こえなくなった大きな原因のひとつだろうとも思うのです。 少なくとも二十年ほど前には、このふるさと旭川のそこかしこにあって、私自身の情操を育んでくれた、うつろう季節の波間を漂う様な風の匂いや虫たちの歌声が、今はもう、日常の中に、子供たちの心を潤すほどには存在しないのではなかろうかと思えてなりません。 もちろん私は、経済的発展と、都市化の進展による生活利便の向上を否定するものでは決してありません。むしろ、常々申し上げております通り、今の旭川の景気・経済の状況を考える時、経済を立て直し、将来に向けて、本市が自立的に成長していくことが出来る体力をつけること、本市経済の新生こそが、最優先課題のひとつであると、強く、認識をしております。 ただ、そのことに夢中になる余り、このまちが本来持っている、「美しい豊かな自然環境と、適度な都市機能との調和」という、今後の展開いかんでは、「他都市に誇り得る良さ」となるであろう素地を、逆に埋没させてしまうことになりかねない、そんな、経済的 発展や都市化であってはいけないと強く思うのです。 そしてまた、都市機能ばかりが発展し、豊かな自然を日々の生活の中で感じることの出来ない、五感に訴えかける何かに乏しいまちづくりでは、子供たちの心を、他人の痛みが分かる様な豊かな心へと育てていくことは、より難しくなるのではなかろうかと考えるのです。 本年二月末〜三月末開会の、平成十二年第一回定例会において議決された、本年度予算の重点項目のひとつが、まさに、「環境の保全、改善」ということであります。今、申し上げてきた様な広い意味での「環境政策」に関する分野でもより一層、今年は力を注いでいきたいと考えております。 さて、その第一回定例会ですが、昨年の第三回定例会、決算審査の経済・文教分科会での質問に引続き、観光と農業に関する、行政のあり方、他について、予算審査の同分科会で質問をいたしました。 昨年度決算の認定を受けての本年度予算ということですから、決算審査時において指摘させて頂いた点が、どの様に反映されているのかの確認を行うと同時に、さらに変化しつつある状況を踏まえての新しい提案、といった内容が主な部分です。 なお、もう少し詳しい内容については、前回同様、要旨を別紙にてご紹介させて頂きますので、そちらもご高覧頂ければと思います。 次に、つい先頃、今月七日に閉会したばかりの第二回定例会においては、「地方分権時代における協働型社会について」というテーマで、通算で三回目になる一般質問に立たせて頂きました。 質問に立つ場合はいつもそうなのですが、事前に、かなり入念な調査分析を行います。 具体的には、日頃から気に留めている問題についてため込んだ、新聞記事の切り抜きに目を通したり、あるいは図書館、議会事務局の調査課、インターネットなどを通して集めた資料を読み込んだり…。人に会って話を伺うということもありますし、また、視察の成果を織り込めるのもこうした質問の機会です。 今回も、まちづくり先進自治体として有名な世田谷区の、「市民参加によるまちづくりを支援し、また促進する様々なしかけ、制度、組織」などの視察成果を、随分と織り込むことができました。 なお、質問の詳細(要旨)については、同封の別紙に譲りたいと思いますので、そちらをご覧頂けます様、よろしくお願いいたします。 また当日、ご多忙の中、傍聴にいらして頂いた方から、「話しをするスピードがかなり落ち着き、聞きやすかった」と、課題であった点に改善が見られる旨のお言葉を頂き、とても嬉しく思う反面、「テーマが理念的過ぎ、かつ難解である」とのご指摘も頂きました。 「一歩進んで二歩下がる」という訳でもございませんが、そうしたご指摘を頂けるということ自体、有り難いものと真摯に受け止め、目標とする中島義光先生、関根正次先生に少しでも近づける様、その高みを目指して今後とも努力、研鑚を続けてまいります。 さて、残された紙面もあとわずかとなってまいりました。お伝えしたいことは、いつも山ほどあるのですが、時間的、経費的な問題でなかなか思うにまかせません。 どうにかして皆様と、直接、お話しをする機会を、もっと多く創り出したいと思いつつ、時間ばかりがどんどん過ぎていく気がしています。 せめてもの代わりとして、当選以来、初めてのビア・パーティーが、企画されておりますので、お時間ご都合が許す限り、ご来場賜わることができれば、と思っています。 議員生活一年を経過し、議会の流れもようやく少しずつ、見えてまいりました。時間のやりくりには依然、課題を残すものの、一度、一年を通す中で、自分自身が力を入れていきたいテーマ、あるいは議員として歩むべき方向性の様なものが何となく見えてきた気もしています。 そうした点については、また機会をあらためてお伝えしてまいりたいと思っております。どうぞ、次回以降にご期待ください。 暑さの折から、どうかお体、大事になさってください。 皆様方の、ご健勝、心よりお祈り申し上げまして、結びの言葉に代えさせて頂きます。ありがとうございました。 |
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