以前、ご案内をしていた
夕張医療センター、夕張希望の杜 理事長
村上智彦先生ご講演の件、
こちらで検討しているものとは別に、
本日、市内で公開講座がありました。


「医療崩壊の危機と再生への道のり」と題し、
相互扶助の精神を忘れた
“丸投げ”に近い地域住民の意識そのものが、
地域医療、ひいては地域の崩壊を招くのだ
という趣旨でのお話し。

ご自身は、地域医療に半生を捧げ、
全速力で走り続けているような方だけに、
その言葉のひとつひとつが、
恐ろしいまでの迫力を持っていました。


以下、本日のご講演より、一部、概要を抜粋。

~ ケアマネージャーの資格を取るとき、
介護保険制度の勉強をした。
介護保険をはじめ、国民健康保険も、老人医療保険も、
すべてこの種の仕組みは、相互扶助を前提として成り立っている。

相互扶助とは、文字通り、互いに支え合うことをいうのであり、
一方的な権利を主張することでは決してない。
制度の加入者が、権利を受けるに見合った義務を果たさなければ、
相互扶助を前提とした制度は、自ずと崩壊してしまう。

民間の保険が成り立っているのは、
制度を構成している加入者の意識が違うから。
皆さんもそうだと思いますが、
保険料を支払う以上に、
事故に遭わないよう、病気にならないよう、
意識し、努力をしてますね?

「医療は素人だから」
という人が多いが、
電気店に行って家電製品を買うのに、
「私は素人だから、適当に見繕って」と
皆さん仰いますか?

良いものを安く、
自分の求めているものをきちんと、手に入れようと思ったら、
皆さん、専門外でも何でも、
本を買ったり色々と勉強するでしょう。
それが、どうしてご自分の身体のことは、
人任せでいいんですか?

皆さんが、保険の世話にならずに済むよう、
医者にかからずに済むよう、
先ずは自ら、健康の管理と増進に努めない限り、
この高齢化社会で、医療も地域も崩壊するのは必然。
そして、まさにその結果が、夕張なのです… ~


いらっしゃっていたのは、
およそ100人くらいの方でしょうか。
もっともっとたくさんの方に聞いていただきたかったなぁ。

身近で皆さんの関心も高い医療や福祉問題を起点に
まちづくりを考えるフォーラム、
村上先生と相談の上、必ず、実現したいと思います。