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生きているということ

2007年04月10日(火) (アズミボイス)

素敵な詩に出会いました。
今の自分の気持ちにぴったりと来て、
しみじみとうなずいてしまったのです。


ご紹介させてください。

生命(いのち)は    吉野 弘

生命(いのち)は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?

花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光をまとって飛んできている

私も あるとき
誰かのための虻だったろう

あなたも あるとき
私のための風だったかも知れない

<光の中で>
20070410-20070408.jpg

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コメント(2)

EMY (2007年4月10日 18:47

とてもいい詩ですね。
すごく素直で、すごくまっすぐ伝わります。

間接的ですが私も出逢えて嬉しいです。
ありがとうございます。

あずみ2007年4月27日 01:00

>EMYさん、こちらこそ、ありがとうございます!

言葉は“力”だと思います。

人は、古来、
言葉に強き想いを込め、
言霊として、その想いを力に変え、発してきたのでしょう。
心の叫び、
真実の想いに、
心は強く、共鳴し、
そして、突き動かされるのでしょうね…
自分自身の言葉力、
もっともっと磨いていきたいと思ってます。

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