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切ない想い出とともに…

2005年07月08日(金) (プライベート)

こんばんは!
久々の雨に少し肌寒いくらいのお天気でしたが、野山の生き物たちにとってはまさに慈雨となったに違いありません。
クールビズだ何だと騒ぐ世間を尻目に、そんな自然の営みと若い世代の自由な感性だけは、いつの時代も変わることなく、次代への可能性を育み続けるものなのでしょう。

今日、市役所の地下食堂でお昼を食べていた時、一組のカップルが入ってきました。
二人とも20代半ばくらいでしょうか。
ジーパンの上にスカートをはいている女性の姿を見て、ふと思い出したのが、中学生時代のある出来事でした。

今から20年ほど前のある日、同級生の女の子が、トレーナーを裏返しに着ていることに気付きました。
「あっ…」と思い、でも、直接、自分の口からは本人に伝えられなくて、彼女の隣にいた別の女の子に、「○○さんの服、裏返しになっているよ」と、耳打ちしたのです。
すると、その子はケラケラと笑い、「知らないの?流行っているのよ」と、当の本人にまでしっかりと聞こえるような言葉を返してくれたのでした…

“ファッション”というのは不思議なものです。
思えば、初めて詰襟の黒い制服に袖を通した時、なんだか自分がお兄さんになったようで、気恥ずかしいような不思議な高揚感を覚えたものでした。
それが、いつしかその制服も“管理”の象徴となり、わざと着崩し、規則を破り、やがて制服廃止の是非を生徒会を通じて問う活動に取り組んだりもするようになりました。

今の私はどちらかと言えば、ベーシックでコンサバティブなものを好む傾向にあります。
妻の影響も少なからずあるとは思いますが、私なりに時間を積み重ねていく間に、基礎基本や伝統の中にこそ、実は“いぶし銀”のような深い味わいが横たわっているとの思いが強くなってきたことによるものでしょう。

古来より伝えられてきているハレとケ、TPOといったものを決してぞんざいにはせず、一方で、自分自身の感性や個性もじっくりと大事に育てていくこと。
服装ひとつとっても、そんな温故知新の、自らを求めて旅を続けるような取組みが許される環境こそが、本当に豊かな暮らしの実現にとって、とても大切なことなのかもしれません。

まぁ何にせよ、多様性は発展の、もっとも基礎的な条件のひとつだと思います。
自分の経験に照らしても、あるいは将来、顔から火が出るような想い出となるのかもしれませんが、若い世代が様々な分野で果敢な挑戦を続け、それぞれの感性や個性をやがて花開かせることのできる、そんなまちづくりを是非とも進めていきたい、そう思っています。
(2005年7月8日午前2時40分)

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